「汁なし担々麺」が広島名物の一つであることをご存知だろうか。
もちろん、発祥の地なんて大層なものではないのだけど、広島で地味に愛されている料理の一つだ。
もともと、舟入幸町にある「きさく」という汁無し担々麺のお店がブレイクの発祥だと思う。こいつァうまいぞ、ってことで追随するお店が次々に現れ、広島新名物の地位まで勝ち取ってしまった。
その証拠に、銀座にある広島県アンテナショップ「tau」でも、汁なし担々麺のお店「キング軒」が入店しているくらいだ。
アンテナショップにお店がある、というくらい、広島県としても推したい料理になっている。
汁なし担々麺の楽しみは、雑に食べ終わったところでご飯を入れ、残った具と混ぜ混ぜして食べるということ。盛岡のじゃじゃ麺が「食後の丼に鶏スープを入れて飲む、チータン」というのがあるのと一緒の発想。
ホアジャオと唐辛子をガンガンにきかせて、ビリビリしながら食べるのが楽しい。実は広島人は四川的な味覚に耐性があるのかもしれない。
(2017.08.01)
コメント