ボージョレ・ヌーボー解禁まつり

ボージョレ・ヌーボー解禁まつり

60名くらいのイベントとなった。

ボージョレ・ヌーボー解禁まつり

単なる飲み会にするのは面白くないので、「テイスティング・コメント企画」というのを例年やっている。用意された各種ボージョレについて、味のコメントをポスト・イットに書いて模造紙に張り出す、というものだ。それで、他人のコメントを眺めて楽しむ。

ボージョレ・ヌーボー解禁まつり

僕がペンとポスト・イットを持って会場内を歩き回り、みなさんの意見を聞いて回った。しかし、みな一様に答えに窮している。ワインの味を言語化するのに慣れていないから、というだけでなく、根本的においしいと思っていないからだろう。

「うまいか・うまくないか」というのは、飲食物の根本的な部分なのに、「うまい」と評した人はほぼゼロ。 「さっき飲んだワインよりも濃いと思う(濃いから、さっきよりまだマシだ、という意味)」といった発言が多い。

ボージョレ・ヌーボー解禁まつり

「解禁日!」という飲料メーカーやマスコミが作ったメッキは既に剥落しているけれど、ますます「もういいんじゃないか」という気持ちにさせられた。

エアコン完備のこのご時世、季節感が薄れてきているので、こういう「四季折々のイベント」といのはでっち上げ含めて僕は歓迎している。恵方巻きも馬鹿馬鹿しいとは思いつつも、「ああ、2月だねえ」という気持ちになるので歓迎だ。

ただ、うまくもないものをありがたがって飲む、というこのボージョレってのはどうだろう。いや、解禁するのはもちろんいいんだけど、もっともっと規模感として落ち着くべきところにこじんまり落ち着いたほうがいい内容だと思う。

氷結なども完備

とはいっても、僕自身ボージョレ・ヌーボーはもう5年近く飲んでいない。偉そうに味を語れる立場ではない。 そんな人が、酒のイベントの責任者をやってるっていうのも不思議な状況だ。

このイベントが終わったら、今度は忘年会の幹事、仕事おさめ・仕事はじめ、3月の会社幹部の送別会の幹事という3つの仕事が増えた。なんてこった。

(2017.11.16)

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