蒜山(ひるぜん)ジャージーヨーグルト、というヨーグルトをご存知だろうか。
蒜山といえば、岡山県の北側に広がる高原地帯で、乳脂肪分が多くて味が濃厚な乳を出すジャージー牛を使った酪農が有名だ。
そのジャージー牛乳を使ったヨーグルトなんだが、めっぽううまい。
僕が初めてこのヨーグルトに出会ったのはアワレみ隊の岡山温泉めぐりのときだ。
しぶちょおとばばろあがスーパーでわざわざ10個入りのケース買いをしていたのが特に印象的だ。だって旅先で要冷蔵品を10個も買うんだぞ。その日の夜のうちに10個全部食べるぞ!というわけだ。
でも実際に食べてみて、これは確かにうまかった。乳脂肪分が多いせいで、乳清がヨーグルトの表面にうっすらと浮いている。汁気が出ていて水っぽいというわけじゃない、深いコクが溢れ出ているんだ。だから面食らった。
だいたい、スーパーでヨーグルトがダンボールのケースで売られていることが驚きだ。でも、それだけまとめ買いニーズがあるということだ。
残念ながら、ご当地の岡山県でさえどこのスーパーでも手に入るというわけではない。少なくとも、僕の観測範囲である倉敷市界隈だと、スーパーでの遭遇率は半分、といった印象だ。
運良く手に入っても、「当店ではバラ売りをやっていません。ケースのみで売ってます」というお店もある。お店の人に交渉してみたけどバラ売りを断られたので、「一人一個でいいんだけどなあ」と思いながらケース買いをしたことがあるくらいだ。
そんな蒜山ジャージーヨーグルト、ついお取り寄せしちゃった。
義父の誕生日お祝いをどうしよう?と考えていたとき、「おいしくて、食べやすくて、珍しいものをちょこっと」というコンセプトで思いついた。
要冷蔵品なので、通販で購入するとかなり高い。いくらAmazonで買ったって、Prime会員送料無料!とはいかない。本体価格と送料が拮抗してしまう値段になってしまうけど、「これを贈り物にすると絶対に喜ばれるぞ。そういう自信が僕らにはあるぞ」という品なので安心感がある。
ほら、よくあるじゃないですか、ネットで見て「良さげ」だったので贈り物に選んでみた、って。でもそういうのは時々選択をミスる。その点このヨーグルト、華美さはないけれど確実だ。
で、実家への贈り物として楽天で発注したんだけど、つい我慢できなくなって自家消費用にも買ってしまった。
こんなことをやっているから貯金が貯まらないんだよなあ、と思いながらも、蒜山ジャージーヨーグルトなら許す!しょうがない!という気持ちが夫婦にはある。なので、値段についてはいいっこなしで夫婦揃ってニコニコで食べた。ちなみに本体1,300円+送料770円。
なお、弊息子タケには一口味見をさせる程度にしておいた。こういう贅沢をさせるにはまだ早い。
(2022.03.08)
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