きっかけは忘れたけど、久々に有楽町のスパゲティ店「ジャポネ」の看板料理、「ジャリコ」を作ってみたくなった。
やっぱりこういうジャンクな食べ物をドスッと食べたくなるのは、理詰めじゃない。衝動的なものだ。
昔、「家ジャポネ」と称して自炊していたことがあったものだ。
この記事のタイムスタンプをみると、2006年。随分昔の話だ。この頃はまだネットは発展途上で、今のようにあれもこれも情報や食材が手に入ることはなかった。しかし今なら簡単だ。
ほれ、2006年時点では入手困難だった太さ2.2ミリのスパゲティだって、簡単にネットで買える。
嬉しくなって、つい「Amazon定期便」の設定にしちゃった。毎月届けられて今後どうする気だ。
届いた2.2ミリスパゲティ1袋を使って、ジャリコを再現してみる。
作り方はいい加減だ。歳を重ねるにつれ、昔持っていた情熱とこだわりは減ってきているのを実感する。昔はマニアックに再現しようとしていたけど、今は適当にもほどがある。「たぶんこんな感じだったようなきがする」といいつつ、食材を中華鍋に投げ込んでいく。
昔は実際のお店ではどの順番でどの程度、食材が鍋に入っていくのかを客席で観察し、それを家で再現していたものだ。でも今じゃ、順番も食材も適当。
お陰で今回、麺の量の割には具がすくないジャリコが出来上がった。
というか、2.2ミリ麺がすごすぎるんだ、茹でたらやたらと膨張したぞ。こんな存在感になるとは思わなかった。実際に本当の2.2ミリ麺を扱ったのは人生初だったので、油断していた。
それにしても、適当な割には美味しくできたと思う。もちろん一晩では食べきれないので、いしは翌日と翌々日、自分のお昼ごはん用に弁当箱に詰めて職場に持っていっていた。気に入ってもらえて何よりだ。
まだスパゲティは残りがあるので、引き続きあれこれ再現料理をやってみようと思う。
(2022.03.02)
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