家ジャポネ、新入幕で。-ジャリコを作ってみた

以前、美貌の盛りジャポネを取り上げたことがあるのでジャポネの解説は割愛するが・・・

最近、とみにジャポネの行列が長くなってしまっている。以前は11時30分-14時頃を外せばそれほど待たずに着席できたものだが、今ではまんべんなくどの時間帯も行列が長い。「仕事の合間に、ちょっと食べていくか」という「ぶらり感」が完全になくなってしまった。悲しい。

そんなわけで、最近はジャポネに行きたくても行けない日々が続いていた。まあ、それはある意味「健康的な日々」とも言えるわけで、あの塩油まみれのジャンクフードからは遠ざかっていた。しかし健康な日々を送りすぎて、仕事のしすぎで首を痛めてしまい通院だのなんだの、そんな状況であった。

これはいかんと一発奮起、一丁家でジャポネのB級スパゲティを作ってみようではないかと痛い首をさすりながらひらめいた。うまく作ることができれば、この首の痛みも取れるかもしれない。そんな一縷の望みを託して・・・直るわけないが。

えーと、どうやって作ればいいのかな?

なーに、食材はお店のメニュー看板に書かれているし、調理している光景はカウンター席から間近に見てきた。なんとかなるでしょう見よう見まねで。最近全然お店を訪れていないので、記憶がすごく曖昧なのだけど・・・。とりあえずフライパンにどちゃーっと入れて炒めればいいんでしょ、ということにしておこう。

家ジャポネ用食材

とはいっても案外覚えていないもんだ。人間の記憶って中途半端。

「自分で作るぞ!」と意識しながらお店の人の動作を見ていればしっかり記憶されるんだろうが、ただ「僕食べる人、あなた作る人」という関係を念頭にぼーっと厨房を見ていたのでは全然記憶に残らない。

四苦八苦しながら、ジャリコ用食材をそろえてみた。

ま、だいたいこんなものかな?あまり確証が持てないけど、とりあえず一発目だし「似たもの」が完成すればOKとしよう。

見慣れない麺を買う

ジャポネのスパといえば、なんといっても2.1mmとも2.2mmとも言われている極太麺に特徴がある。しかし、スーパーで売られているのは最大でも1.7mm程度。あまり太いものは一般的に好まれないようだ。

この日、仕事を早く切り上げてデパートの食材売り場に行ってみたのだが、そこで見つけたのがこれ。

見るからに太いパスタだ。「ブカティーニ」と書かれている。乾麺のうどんのような太さがある。これをゆでたらさぞ太くなるだろう。「10」と書かれているが、これはサイズを意味しているのだろうか?よくわからない。

ディチェコの12番が1.9mmなのだが、その「12番」とこの「10番」は何ら関係がなさそうだ。ディチェコの12番よりも太く、がっちりしている。ゆで時間は10分-11分程度だと書かれている。太さの割にはちょっと早い気もするが、なぜだろう。ディチェコよりも早い。

何だか怪しいが、これから作る料理は太麺が必須。とりあえず買ってみることにした。

マカロニみたいに穴が開いているパスタ

自宅で開封してみて、なるほどと納得。

ブカティーニって、ロングタイプのマカロニじゃございませんか。

マカロニほどは穴が大きくないが、中に僅かな穴が空いている。これならゆで時間が少し短いのも納得だし、異様に太麺なのも理解ができる。そうか、マカロニかぁ。

いや待て、これだけの小さな穴だったら、ゆでたら潰れるかもしれん。早ゆで用パスタとして、敢えて麺に切れ込みを入れている商品だってある。あれは、水分を吸ってゆで上がると切れ込みが消えるような仕組みになっていたっけ。ひょっとしたらこれもそうかもしれない。きっとそうだ、そういうことにしよう。人生思いこみが肝心だ。

「マカロニでジャリコ」というのはあんまりワクワクしない大誤算なので、何とか頭の中で「そんなはずはない」と目の当たりにした現実をうち消す。

マーガリンを用意する

ジャポネで、どのスパゲティを作る時であっても真っ先にやること・・・それは、鉄の大きなフライパンにファットスプレッドを大量に投入することだ。

ファットスプレッドって何?と言うと、要するにマーガリンの一種だ。油脂含有量80%以上が「マーガリン」、80%未満が「ファットスプレッド」という。日本マーガリン工業会のサイトにそう書いてあった。僕も初めて知った。

あのフライパンに大量に投下されている黄色い物体が「ファットスプレッド」なのかどうかは正直分からないのだが、あちこちのwebや掲示板で情報を見る限りファットスプレッドなのだそうな。きっとそうなのだろう。

手元にファットスプレッドが無かったので、マーガリンで代用することにした。・・・が、容器を開けてみたら中にはかびが大量に出てきた(写真は自粛)。早くも暗雲たれ込める。

乾燥にんにく

気を取り直して。醤油だれを作ろう。

ジャリコをはじめとするしょうゆ味系のたれは、にんにく醤油だと推測される。本来であれば、皮をむいたにんにくを醤油に一晩程度つけ込むべきなのだろうが今回は時間がない。思いつきで作ろうとしてるんだからしょうがない。

というわけで、簡易版としてガーリックチップを使うことにした。

まず、ガーリックチップをキッチンペーパーの上に載せて・・・

にんにくをクラッシュする

それを折り畳んで、上からぱこぱこ殴りつけて粉砕する。

手頃なものがなかったので、アジシオの容器でがんがん押しつぶした。

「鈍器で殴る」という犯行手段があるが、まさにこれだ。何やら猟奇的な気分になる。

とりあえずクラッシュできた

粉砕したあとのものがこちら。

ちょっと粗めだけど、まあいいや。

醤油を用意する。

プロ仕様の本醸造醤油

どうでも良いが、「肉のハナマサ」で買った本醸造醤油を使う。「プロ仕様」という文字が神々しい。

といっても、このお店、オリジナルブランドの全てが「プロ仕様」になっていて、この表現は「ブランド名」程度に考えておくべきだ。

「プロ仕様グレープジュース」という1リットル紙パックジュースを発見したときは「さすがにこれはやりすぎだろう」と思った。ちなみにそのジュース、賞味期限接近による値引きで、60円くらいで買うことができた。安い。

他にも肉のハナマサには、「プロ仕様にんにく、10個で198円」みたいな激安で思わず微笑んでしまうプロ仕様がたくさんあるので大好きだ。

醤油ににんにくを入れる

話がずれた。

そのプロ仕様醤油をアマチュアである僕が使い、その中に手抜きのクラッシュガーリックチップを投入。後は使うまで放置。

醤油にうまいことにんにくの風味が移れば良いのだけど。

みりんを入れる

おっとそうだ、一つ良いことを思いついた。

あの醤油だれ、単ににんにく+醤油だとは思えない。それだったら相当に塩辛くなる。

・・・ま、実際相当に塩辛い料理なのだが。

家二郎のときに培ったノウハウというかなんというか、これをラーメンのかえし風にしてみると丁度良いかもしれないと思いついた。

にんにく醤油に、適当に本みりんを投入。量は目分量。「レシピを教えてください」といわれても覚えていないのでしらん。

味の素を入れよう

さらに、味の素を投入。

やっぱりB級グルメには化学調味料は必須ですよ、ええ。

「ぱっぱと振りかける」のではなく、容器のキャップを外してどばーっと入れる。

何だかテンションがあがってきたぞ。

極太麺を茹でる

極太麺をゆでる。

ジャポネの料理は全て、前日のうちにゆで置きしておいた麺を炒めて調理される。ゆでる→炒めるという調理法なので、ちょっと面倒。

とりあえず、1kgの麺のうち4割くらいをわしづかみにする。これで横綱クラスは十分にあると思うのだが・・・?さっぱり見当がつかない。

麺が広がる

わしゃーと広がる。

このあと、水面下に麺を押し込むのに苦労した。太い麺なので、なかなかしんなりとしてこない。

ああそうそう、今更だけどこの文章を読んでいる人に注意。記憶を辿りながら、あてずっぽうに調理してます。ここでの食材選びや調理法、調理手順が正しい保証は全くないので、まねして作ってみようなんて思わないように。

椎茸を水で戻す

ジャリコって椎茸、入っていたっけ?

と記憶を辿ってみるが、えーと、あんまり記憶がない。ただ、メニューボードには椎茸って書かれていたような気がするので(これすら、怪しい記憶)、とりあえず干し椎茸を水で戻しておく。

実にいい加減だ。一度、お店に行って調理方法や食材をチェックしてから作れば良いのだろうが、「行列するのがイヤなので自宅で」という発想である以上、そういうわけにもいかんのですよ。

今まで撮影してきたジャポネの写真を調理の片手間で確認してみたが、椎茸の姿を明確に確認することはできなかった。

小松菜スタンバイ

小松菜登場。ジャポネのスパゲティでは非常に存在感を発揮する野菜だ。カレーがかかっているパスタ、「インディアン」でも小松菜炒めが入るくらいだ。

小松菜を刻む

数センチ巾でざくざくと切り刻んでおく。

これは特に「?」となるようなことはなし。

麺茹で中

11分くらい経過したところで麺を引き上げることにした。

水分を吸って、ますます太くなっている。しかも、重い。持ち上げるだけで一苦労だ。

穴を見ると・・・うーん、さすがに穴は健在だった。

やっぱりこれは誰がなんといおうともマカロニの親類縁者だ。水分吸っても穴は消えなかった。

茹で上がった極太麺

重い麺に四苦八苦しながら、なんとか湯切りをする。

結構なボリューム感だ。親方くらいはあるかもしれない。

太麺の存在感はまさにジャポネという感じ。しかし、ジャポネよりも太すぎるような気もする。

パスタにサラダ油をまぶしておく

まだ下ごしらえは続くので、麺同士がくっつかないようにサラダ油を振りかけておく。

本当はこれで一晩おいておくべきなのかもしれないが、そこまで拘ってもあまり意味はないので省略。

エビを炒める

はやいとこ豪快に鍋振りがしたいのだが、まだもう少し下ごしらえに時間がかかる。

ミートソースのレトルトパックを、麺ゆでの鍋で一緒にゆでて、麺のゆで上がりと同時に料理完成・・・という安直なスパゲティライフを送ってきた僕にとってはこの調理過程は非常に長く感じる。

さて次は海老を炒めよう。お店だと、海老を事前に炒めたりしないかもしれないし、しているのかもしれない、どっちか判別つかなかったので、とりあえず炒めちゃえと。

できるだけ小振りな海老をスーパーで探し、一番小さなものを選んだ。それでもお店で使われているものよりは大きい気がする。

エビが縮んだ

気がする、だけで、さてお店で出される海老のサイズってどうだったっけ、といざ思い出そうとしてもこれも思い出せない。

人間、記憶っていい加減なもんだ。

今日で何度目になるかわからない「記憶のいい加減さ」を嘆く。




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