「おしゃれ」とカレー

カレーうどんの名店として「古奈屋(こなや)」というのが東京の巣鴨にある、というのは昔から知っていた。

牛乳を含んだマイルドなカレーで、大人気のお店だ。今じゃ、スーパーのチルド食品コーナーに古奈屋監修のカレーうどんが売られているくらいだ。

巣鴨といえば、僕にとっては自転車でさまようエリアの一つ。そういえば古奈屋ってどこにあったっけ?とおもったら、「とげぬき地蔵」のまさにすぐ横にあったのでびっくりした。灯台下暗し、だ。

びっくりついでに、食べてみることにした。有名なのは知っていたけど、お店で食べたことがなかったから。

釜揚げカレーうどん。

こちらはノーマルのカレーうどん。具は彩りの三つ葉だけ、という潔さ。

店内を見渡すと、女性客が結構多い。時間帯にもよるのだろうが、このときは半分以上が女性だったと思う。

同行していたいしに、

「なんでこのお店は女性客が多いんだろう?CoCo壱番屋は男性が多いのに」

と聞いてみたら、

「このお店も料理もオシャレだからですよ」

という。オシャレ?

目の前の茶色いカレーうどんの丼をしげしげと眺める。

オシャレ?

再度問いかけなおす。

「雰囲気が良いですよね」
「ココイチじゃだめなの?」
「あっちはお腹を満たすって感じで」

いや、うどんも同じだと思うんだが。カフェでコーヒーを頼むのとはわけが違うんだから。

いしが言っていることはニュアンスとしてわかる。実際僕も「オシャレである」というのが正解だと思う。でも、じゃあオシャレってなんだ?という壁に行き当たった。

だってこの茶色ですぜ。

モツ煮込みも、その気になればオシャレになって行列店にできるだろうか?いや、こんにゃくが入っている時点でオシャレではない?

思いは尽きない。でも早く食べないと。うどんが伸びる。

(2022.04.02)

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