ソフトドリンク飲み放題なのに、ノンアルコールビールが飲み放題ではない残念さたるや

東京都八王子市にある高尾山。その山腹にある「高尾山ビアマウント」は気分転換にうってつけのビアガーデンだ。

高尾山なら、山頂まで登らなくってもいい。どうせものすごい混雑だし、自分の気が済んだところで折り返せば十分だ。

そんな気軽なハイカーたちを出迎えてくれるのが、ケーブルカー駅を出てすぐ目の前にある「ビアマウント」。

通常は6月中旬から10月中旬までの営業だったと思う。それ以外の時期は別の営業形態で飲食店をやっている。

今シーズンはいつから営業開始になるのだろう?と思って調べてみたら、2022年は「春の高尾山ビア・ビュッフェ」という名前で3月18日~5月15日にも営業をしていることを知った。へえ、これはどうしたことか。

ようやく新型コロナウイルスのまん延防止重点措置が解除されたことだし、営業できるうちに営業しておこう、ということだろうか。次、いつまた流行がやってくるかわからないし。

事情はともかく、最近の僕は「気分転換がしたい、食べ放題のお店に行ってスカッとしたい」とやたらとぼやいている日々だ。高尾山で食べ放題というのはとてもイイので、すぐに行くことを決めた。

高尾山なんてヒョイと行ける、と甘く考えてしまう。新宿から京王線でビューンだ、と。実際そのとおりなのだけど、実際に自宅からビアマウントに到着するまでにはお金も時間も結構かかることを思い知らされる。飽きっぽい小さい子どもがいると、なおさら。

お値段は90分制と慌ただしいけれど、大人3,500円。東京界隈のビアガーデン価格としては激安の部類だと思う。それもそのはず、ここに至るまでに京王グループにはさんざん交通費をお支払いしている。京王としては、電車・ケーブルカー・ビアビュッフェトータルで利益が出れば良い、という考え方なのだろう。

料理は値段相応だけど、八王子ラーメンや石窯ピザといった「おっ!?」というものもあって、満足度がすごく高い。そもそも、高尾山にやってきて屋外で食べる!ということ自体が楽しい。ここで高級路線に走って、お値段高めなのは嬉しくない。

とはいえ、僕ら家族は誰もアルコールを飲まない。断酒した僕が飲まないのは当然として、いしもまだ母乳育児を若干続けている関係でお酒を口にしない。そうなると、ソフトドリンク飲み放題で十分だ。

このビアビュッフェの素晴らしいのは、アルコール込の飲み放題が3,500円なのと別に、ソフトドリンク飲み放題価格の設定があることだ。しかも、2,700円。素晴らしい。もちろん僕らはこれを選ぶ。

で、だ。

ビアビュッフェは、ノンアルコールビールの取り扱いもある。さすがにビールのように生で提供、ほど気合いは入っていないけど、頼めば缶で出してくれる。

ノンアルコールビール、なんだからこれはソフトドリンク・・・かな?

念のため、店員さんに「すいません、ノンアルコールビールはソフトドリンク飲み放題で注文できますか?」と聞いてみたら、「対象外ですー」と即答された。そりゃそうか。

でも不思議だよな、じゃあノンアルコールビールってなんだよ。ハードドリンクでもソフトドリンクでもない、マイルドドリンクっていう第三のジャンルかよ。

僕みたいに「ビールが飲みたいけど、しぶしぶノンアルコールビールを飲む」わけでなく、「積極的にノンアルコールビールが飲みたい!」という人向けのサービスがまだ世の中全般に不足している。ニーズが少ないんだろうな。

飲食店に行ってノンアルコールビールを頼んだら、オールフリーの小瓶が出てきてガッカリすることがなんと多いことよ。大ジョッキで持ってきてくれとまでははいわないけれど、せめて中瓶ってないものかねえ。

(2022.04.09)

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