以前、ペヤングの「超超超大盛GIGAMAX GREATBOSS レトルトもつ煮入り」というのがスーパーで安く売られていたので買っていた。
この冗談みたいな大盛りは各種シリーズがあるようで、この「レトルトもつ煮入り」というのは初めて見た。
昔、「ペタマックス」という大げさな名前がつけられたペヤングを食べたことがあったが、途中で味に飽きてうんざりした記憶がある。

今回、やめておけばいいのについ買ってしまった。思ったより安かったからだ。たぶん、仕入れたけど売れ行きがよくなくて、投げ売り状態になったんだと思う。
ネットで買おうとすると1,000円オーバーするが、僕が買ったのは400円以下だったと記憶している。

テレワークばっかりの日々を送っていると、日々の刺激が本当に乏しい。朝から晩まで家の中にいる日もザラだからだ。お出かけは息子を保育園から引き取る程度。
そうなると、せめてお昼ごはんくらいはガツンと一発、ぶちかましてぇなぁ、となるのは人情というものだ。そこで買ったのがこれだった。

しかし、あまりにデカいので、買ったはいいけど食べる機会を完全に逸してしまった。やっぱりこれを食べるからには、こっちも体調や気分の調整が必要だ。いきなり「はい、今日のお昼はGIGAMAXですよ」というわけにはいかない。
午後から打ち合わせがありますよ、というときにもこれを食べる気にはなれない。
あー、今日は午後に打ち合わせがないなぁ、やらなくちゃいけない仕事は粛々と進められればいいなあ、というチルい時でないと、無理だ。かといって、あまりにチルすぎるとこの蛮猛な食べ物に取り組む意欲が削がれる。とにかく加減が難しい。
そんなわけで半月ほどパントリーの肥やしとして場所を取っていたGIGAMAXだけど、ある日ようやく食べることにした。重い腰を上げた、という言い方が正しいような気がする。買った時のテンションと明らかに違う。
食べる。食べる。ひたすら食べる。
食べ続けた。食べ終わった。
ひたすら同じ味を食べ続けたので、いい加減うんざりしてきた。
これは家族でシェアしたほうがよい食べ物なのかもしれない。・・・いや駄目だな、それだったら最初っから普通サイズのペヤングを食べればいいんだ。敢えてでかい容器で売られているのは、これを一人で食べたい!という欲求に応えるためだ。
うんざりするところまで含めて楽しむのがこの料理。堪能させてもらった。
(2022.06.01)
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