ホットクックを使ったり使わなかったり

我が家に導入された、シャープ製の調理家電「ホットクック」。

どうしてもほしい!ということで買ったわけではなく、東京都の子育て支援施策「赤ちゃんファースト」で10万円のクーポンを貰ったので使い道に困ってこれを選んだ、という経緯がある。

「使い道に困って」だなんて、皆様から集めた税金なのになんて失礼な!とおもうだろう。僕もそれは承知している。承知のうえで、「なんでこんな商品限定で使いにくいカタログギフトを都は実施するんだ・・・」という批判も込めてこの表現を使っている。

子育て支援は大変結構だけど、もはや時代は子育て以前に「パートナーと出会えるかどうか」という次元のほうがハードル高くなっている気がする。事実婚や同性婚などいろいろなダイバーシティが存在する時代だけど、今でも主流は「結婚して、そのあと子ども」が圧倒的多数だ。そのためのパートナー探し(あえて「生涯の伴侶」とか「結婚相手」とは言わない。そうでない形態もあるだろうから)に対しても支援をしたほうが良いとおもう。

少なくとも、子育て世帯に10万円相当のカタログギフトを贈るんじゃなくて、それだったら現金給付にしてほしい。ほら見たことか、我が家はホットクックを手に入れてしまったぞ。65,000ポイントと引き換えに。

ホットクックは時短調理家電ではない。そして絶品料理を作るものでもない。

無水調理を得意とするので、加水しないでも野菜の汁だけで煮込み料理ができ、野菜の旨味を楽しむことができる。とはいえ、僕みたいにちゃっちゃとコンロを同時に2口、3口使いながら料理を同時並行で作っちゃう人間からすると、「なくても困らない」家電ではある。

もちろん、便利なこともある。なにしろ、電化製品なので火を使わない。とろ火で煮込む系の料理は、ホットクックに任せておいて僕は風呂に入ったり台所を離れることができる。これは案外便利。

そんなわけで、ホットクックを連日使っていることもあれば、存在すら忘れて何週間も放置されていることもある。

写真は、ひき肉と白菜をトマト缶詰とともに煮込んだもの。味付けは鶏ガラスープの素と、塩コショウ。水は使っていないけれど、ご覧のように白菜から出た水分とトマト缶の水気でヒタヒタになっている。

これを鍋いっぱいに作ると、2~3日は食べ物に困らなくなる。でも僕の性格上、それだけでは気がすまず、同時並行で他に何品か作る。お陰で常に冷蔵庫は食べものがいっぱいだ。特に、「少しだけ食べ残った食べ物」が保存容器にゴロゴロしている。

食物アレルギーの関係で、弊息子タケはときどき保育園の給食が食べられない日がある。そのため、代替食を弁当として持参しなければならない。そんなときにこうやって作り置いた料理を冷凍しておいて、当日朝に解凍すれば便利。

・・・と思いきや、保育園からは厳しく「当日朝調理した料理だけを持参してください。作りおきはだめです」と弁当の都度、チェックが入る。食物アレルギーがある子どもの育児は大変だ。

(2022.07.30)

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ホットクック高いけど便利です。
    無水カレーの中でもキャベツカレーの頻度が高いかも。
    あとカボチャの煮つけもよく作ります。

    何を作っても、そばにいなくていい、メニューによっては予約できる、
    というのがポイント高いです。

    黒豆を煮るのも簡単だし、粒あんもよく作ります。
    買うと、最初に「砂糖」とあることに愕然とするので
    自分で「小豆」となる餡子を作ってます。

    当日朝調理は、もう一度火を入れたらいいのでは?
    私は長期保存する時は、たまにレンチンしたり、煮たりしてます。

  • ネーマさん>
    ホットクック、便利ですよねー。ネーマさんおっしゃる通りで、「そばにいなくていい」というのは大きい。その間お掃除をしたりお風呂に入ったりできますもんね。

    つぶあんを作っているというのはすごいですね。その発想はなかった!(お店で買ってくるものだという先入観があった)

    昔はホットクックのレシピはほとんどなかったと思うんですが、今なら「食材の名前」と「ホットクック レシピ」をキーワードに検索するとあれこれ情報が出てくるから便利になりました。

    でも、気が緩むとすぐにまた使わなくなっちゃうので、もっとホットクック調理を習慣づけたいところです。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください