えっ、ルーロー飯って2種類あったのか。

上野駅の公園口が最近リニューアルした。改札口の位置がそもそも変わって、鶯谷駅方面にズレたし、駅ビルっぽいものもできた。

そのビルの2階に、台湾料理のお店があって「ほほう」と常日頃思っていたので、このたび食べてみることにした。

騒豆花、というお店の名前のとおり、もともとは台湾スイーツの豆花(トウファ)を現地でやっていたお店らしい。

「そうとうふぁ」と読むのかと思ったが、漢字のルビとして「sao dou ha」と書いてあるので「サオドウハ」と読むのが一番それっぽい発音なのだろう。

汁なし担々麺など気になるメニューもあるけど、一番「おっ!?」と思ったのが、魯肉飯(るーろーふぁん)だ。

ゴロゴロした豚肉を甘辛く煮込んだものをご飯にかけた丼。最近じゃずいぶん日本でも知名度が上がった。そのおなじみの魯肉飯だが、このお店にはなんと「台北式」と「台南式」の二種類があった。

まあそりゃあ、日本だって全国各地にいろいろなカツ丼があるし、味噌汁の味だって各地でバラバラだ。台湾だって魯肉飯に地方性が出てもおかしくない。でも、そういうことを考えたことがなかったので、びっくりした。

どうやら僕らがよく知っている魯肉飯は「台北式」になるらしい。で、台南式は・・・なんだこれ?でんぶ?

丼は、台北式魯肉飯が半分、残り半分が魚でんぶだった。へえ、こんな魯肉飯があるのか。

そもそも台湾の魯肉飯は小さなお椀にざっと煮込み肉をぶっかけて食べるもので、日本の牛丼みたいに「1杯で空腹を黙らせるためのもの」ではない。なので、写真のように大きな丼で出てくる事自体がジャパニーズアレンジだが、だとしてもでんぶには驚いた。

食べてみたら、たしかにでんぶだった。日本の桜でんぶのように甘い味付けではないので、「ふわっとしていてまさにでんぶだけど、僕が知ってるでんぶじゃない」ということで少し頭が混乱する。

で、美味しいんだけど、魯肉飯を食べたいときにこのでんぶが出てくると、これじゃない感が強い。やっぱり豚バラ肉を煮込んだやつを食べたいものだ。

それにしてもこういうマニアックな料理が出るお店が、上野駅の構内、しかも公園改札すぐ上という好立地にあるというのが驚きだ。しかも、現地人による現地人のためのお店ではなく、ちゃんと日本人向けにカスタマイズされたお店で。

とても楽しく、おいしく食べることができた。

(2022.08.21)

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