
なにを今更、と思うが、かつやに行ってカツ丼を食べた。
何年ぶりだろうか?そもそも、牛丼やカレーといった「ご飯と具が一緒になったもの」を食べる機会がとても少ない。
そのことを考えるにつけ、ぞっとする。
僕が丼ものを殆ど食べないのは、昔僕がビールをしこたま飲んでいたからだ。ビールを飲むためには、つまみが欲しい。ご飯は邪魔だ。だから、丼ものやカレーは全く興味がなかった。
毎晩お酒を飲んでいるとなると、昼間は少しでも健康的な食事をとっておきたい。なので、平日昼間は社員食堂でお浸しやきんぴらといった野菜小鉢をよく食べていた。丼ものを食べる余地はなかった。そうこうしているうちに、昼間も朝もお酒を飲むようになり、ついには「これはもうダメだ」と断酒に至る。
お酒をやめてはや9年だけど、未だに丼ものにほとんど興味がないのは、ビール愛飲時代の名残りのような気がする。だからこそ、ゾッとする。
表面的にはお酒を欲しくなることはないけれど、脳の中には飲酒時代の癖がガッチリこびりついている感じがする。依存症というのは、本当に恐ろしい。
(2022.11.01)
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