「カラシビたれ」で食べる天丼は最高としかいいようがなかった

JR山手線西日暮里駅の近くにある天丼屋。以前は揚げたての天ぷらをオーダーできるうどん屋だったと記憶しているが、今では天丼の専門店になっている。

このブロックは再開発エリアとして指定されており、おそらく数年後には更地になっているはずだ。跡地には地上47階建てのタワマンと商業施設ができるらしい。

https://nishinipporiekimae.jp/

そんなわけで、気になってるなら今のうちに訪れておかなくちゃ、ということで訪問。

すると、いまどき嬉しい値段設定で嬉しい誤算だった。しかも、よく読むと普通の甘辛い天丼だれではなく、辛くてしびれるたれも用意している、と書いてある。注文時に「からシビたれ」と伝えれば、そのたれを使って天丼を作ってくれるそうだ。お値段は据え置き。

これはたまらん。ぜひ。

店名を冠した天丼、「八段屋天丼」。

素晴らしいよな、880円でこの量。チェーン店の「天丼てんや」には最近ご無沙汰していて、昨今のメニューには疎いんだけど「てんや」よりも迫力があるんじゃないか?

しかもこれ、からシビたれだ。なるほど、よく見ると唐辛子をざっくり刻んだものがあちこちに見受けられる。そして、茶色の粒のようなものがちらほら見えるが、これは山椒なのだろう。

食べてみる。うん、たしかに「からシビ」だ。でも、激辛マニア向けというわけではなく、とてもすがすがしいからシビで、とても心地よい。天丼のデフォルトがこの味付けでいいんじゃないか?と思えるほど、とても相性が良かった。これはもう、今後ずっとからシビでいいや、と初回からそう思ってしまう、そんな納得の味。

このからシビたれ、お持ち帰りで瓶やペットボトルで売って欲しいくらいだ。久しぶりに「ううん」と唸らされた。

(2022.12.13)

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