「炙り流しチーズタルト」なる食べ物に出会う

年末、ということで浅草の羽子板市にやってきた。

コロナを挟んで、お店の入れ替わりが随分あるようだ。見慣れないお店があちこちに出来ている。

この日、通りすがりで見つけたのは「炙りチーズケーキ」という看板だった。へえ、チーズケーキでそういう概念があるのか。

看板で謳う「炙りチーズケーキ」というのはイートイン用なのだそうだ。ただでさえ崩れやすいチーズケーキを炙っちゃうのだから、テイクアウトや店頭飲食には向かないのだろう。

そのかわりお店の外で気軽に食べるバージョンとして用意されていたのが、「炙り流しチーズタルト」。へえー、いろいろ考えるものだなぁ。

タルト生地の上に、炙ったチーズケーキを流し入れたもの、らしい。

600円。

出てきたものは、600円を払ったにしてはちょっと地味な外観。これだったらもうちょっとタルトを小さくするか、それとも値段を上げてでもチーズケーキの量を多くするか、どっちかにしてほしい。

ただ、それはともかく、調理の仕方は面白かった。ちゃんこ屋さんをはじめ、外食で鍋を食べる際、竹筒につみれの具が入っていて、それをヘラで鍋に入れていく光景をよく見かける。その竹筒にチーズケーキが入っていて、バーナーで炙ってからタルト生地に入れていたからだ。

さすがにお皿に盛った状態でバーナーを使うと、紙皿が燃える恐れがある。だから竹筒なのだろう。

(2022.12.16)

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