【上野でガチ中華巡り】四季香で豚骨肉を食べる

前回に引き続き、上野・御徒町界隈のガチ中華店探訪。

今回は、上の駅近くの雑居ビル地下一階にある「四季香」というお店へ。池袋にもお店があるらしい。

地下に潜っていく階段。

お店は、地下の密閉感をできるだけ解消しようとしているのか、窓風な大きなバックライト付きパネルで風景写真を飾っていたり、メニューボードが並んでいる。

客席で店員さんがまかないを食べている光景は、ガチ中華のお店ではよく見る光景。

このお店も注文はタブレット。

ガチ中華はメニュー数が膨大で、紙の場合はデカくてページ数がやたら多いメニューが用意されているものだ。それがこのようにタブレット化されれば、紙は不要となってお店の利便性がバク上がりだ。季節ごとや仕入れ状況に応じてメニューを追加したり削除するのが簡単だし、昨今の急速な物価高で価格改定が必要なときも、値段をさっと変えられる。

利用客としては、紙メニューをパラパラめくってこのお店が提供している料理の全体概要を把握するのが難しくなる。ちいち画面をタッチしたりスクロールしなければならないからだ。でも、それにまさるメリットとして、気軽に料理や飲み物の注文ができる。特にこの手のガチ中華における日本人はアウェイの立場だ。タッチパネルをポチっと押すだけで注文ができるのはありがたい。

頼んだ料理が出てくるまでの間に、ご飯やスープなどが届けられた。

たまたまタイミングが悪かったのか、メインの料理が出てくるまでこの後10分以上待つことになったので、ご飯に箸をつけようか、それとも料理が届くのを待つべきか、悩んだ。

僕が下調べした情報によると、このお店は副菜をビュッフェスタイルで自分で取りに行くということだった。それを期待して来店したのだが、お店の人から説明がなにもない。で、目の前にあるのは果たして副菜なのか、それともそうでないのか、判断に困った。

ひょっとしたら店内のどこかに、定食注文者向けのセルフサービスコーナーがあったのかもしれない。それとも、そういう制度がなくなったのかもしれない。詳細は不明。小心者の僕は、目の前の小皿だけを食べた。

小心者の僕にとってちょっとほっとしたのは、テーブル番号が書かれた札が卓上に置いてあったことだ。

ひっくり返すと、日本語表記。「お帰りの際はこのプレートをレジまでお持ちください」と書いてあった。

前回訪れた「撒椒小酒館」では、この手の番号札や伝票がテーブルになかった。そのため、お会計の際はレジにて「あそこ!あのテーブルに座ってたんですけど!」と中国人店員さんに説明をしなくちゃいけなかった。それが正しい運用なのか、僕が勘違いしていたのかはわからない。

でもこのお店の場合、ちゃんと札がある。こういう些細なことでも、アウェイの場であるガチ中華店に単身乗り込んだ僕にとっては心の支えだ。ああ、それにしても料理はまだかな。料理、実はオーダーが通っていないということはないよな?不安な気持ちになる。

僕が座っている隣のテーブルでは、ガチ中国人の男性がひたすらガツガツ料理を頼んで食べている。二人で向かい合わせになって食べているのだが、四人席のテーブルに乗り切らないほどの料理が乗っかり、さらにどんどん追加がくる。どうなってるんだこの人たちは?とおもうが、席が近すぎるのでガン見したくてもできなかった。

たぶん、食べきれなかった分は「打包」というお持ち帰りにするのだろう。

料理到着。

量は普通のように見えるが、結構多い。料理名は「豚もも肉の辛香炒め」だったと記憶しているが、違うかもしれない。

このお店は、ランチ定食は曜日替わりでそれぞれ10種類程度?(記憶曖昧)が用意されている。

本日のお昼ごはん。「セルフサービスの副菜、実は店内のどこかに存在するんじゃないかな・・・」という心配が吹っ飛ぶレベルで、お腹いっぱいになる量だった。

この炒めものにはパクチーがしっかり入っていて、僕の好みにあった。

このお店、地下とはいえ客席数がかなり多い。たぶん100席はあると思う。それでも時間帯によっては店の外に待ち行列ができるというから、恐るべしだ。

(2023.09.06)

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