Googleマップでお昼ごはんを食べる場所を探していて、見つけたお店を訪問。
Googleマップに「ランチ ビュッフェ」とか「ランチ 食べ放題」というキーワードを入れ、調べると該当するお店がどんどん出てくる。口コミグルメサイトの場合、まず最初に場所をある程度特定しないと検索ができないのだが、Googleマップの場合は場所にこだわらずに検索ができるので便利だ。
僕は「今日、新宿でメシを食いたいので、新宿にある良いお店を教えて」といった発想は殆どない。そういう「まず最初に場所ありき」で飲食店を探す習慣がなくなってしまった。「ランチビュッフェをやっているお店」ということで候補を地図上に表示させ、地図をスクロールさせながらお店を吟味し、行き先を決める。メシを食べる場所というのは、結果的にそこだった、というだけだ。
東京の山手線エリアだったら、交通の便が良いのでだいたいこんな感じで事足りる。
訪れたのは、銀座8丁目にあるシュラスコ店、「バッカーナ デマイス」。
あれっ、ここ、姪の誕生日お祝いで使った事があるお店だ。
夜にシュラスコ食べ放題を楽しもうとすると、6,700円~だ。コースによっては1万円を超えてくる。シュラスコは、店員さんが串焼き肉を各テーブルに運んでくるという人手がかかる分、どうしても値段が高くならざるをえない。しかも、肉の食べ放題なのだからなおさらだ。
そんなお高いイメージのシュラスコ店だけど、平日ランチ時間帯はやたらと安い値段でビュッフェが楽しめるらしい。
シュラスコ店の多くは、素敵なビュッフェが備わっている。色とりどりの野菜が豊富に取り揃えられ、目移りが止まらない。
そんなビュッフェ「だけ」を楽しむメニューが、平日昼間にはある。お値段、1,200円。えっ、安い。90分食べ放題でこの値段、しかも場所は銀座ともなれば格安だと思う。
サラダばっかり食べても嬉しくないよ、と心配する必要はない。フェイジョアーダ(ブラジルの豆煮込み)や、端切れ肉を使って作った肉がゴロゴロ入っているカレーライスなどもある。しっかりお腹いっぱいになれる構成になっている。
1,200円でビュッフェだけを楽しむのも素敵だけど、あと100円足せばメインプレートとしてチキングリルを頼むことができる。たった100円差なので、ここは頼むべきだ。
「所詮100円でしょ?焼鳥程度のサイズの肉かな?」と油断することなかれ。かなり大きなもも肉が出てきた。↑の写真は、遠近法の関係で小さく写っているけれど、実際はメインにふさわしいサイズだ。
なんでこんなに安く提供するんだ?と心配になる値段設定だ。内容からして、2,000円でもぜんぜんおかしくないと思った。
おそらく、シュラスコ屋さんにお昼から行こう!という人が平日にはあまり多くないのだと思う。値段が高い料理だし、肉が食べ放題というのも平日のサラリーマンには厳しい。
とはいえ、固定費として店の家賃や諸経費がかかるので、ランチ時間帯でも売上が欲しい。なので、おそらくお店としてはランチで儲けるつもりはあまりなく、ランチの売上は「固定費支払いの足しになれば」程度の考え方なのかもしれない。だから、高い値段設定で少ない客から利益を稼ぐよりも、安くしてお客さんに多く来てもらって、大して儲からないけれどお金は入ってくる、という仕組みにしたいのかもしれない。これはあくまでも僕の推測だけど。
いずれにせよ、最低1,200円から銀座の地で新鮮野菜を中心としたビュッフェが楽しめるということに驚いたし、穴場発見の楽しさがあった。
じゃあ、僕はお腹いっぱいここで食べて時間を過ごしたのか?というと、それはさすが平日、無理だった。急遽13時から打ち合わせが設定されたため、慌ただしく食べて慌ただしくお店を出ることになった。なるほど、そりゃそうだ。たとえ「90分食べ放題」とメニューに書いてあっても、平日昼で90分の優雅なランチというわけにはいかない。それも含めての、値段設定なのだろう。
(2023.09.15)
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