24時間営業の工場直売パン屋さん

東京都江東区の東陽町に、「モンシェール」というパン屋さんがある。

パンを売ることを目的にしているお店というより、生産したパンをあちこちのお店に卸すことをメインにしている工場らしい。

「らしい」としか言えないのは、僕がこのお店を発見したのがGoogleマップだからだ。

偶然のお店発見で新鮮な驚きを得たい僕は、相変わらずGoogleマップをよく活用している。で、何のお店だかよくわからないまま、Googleマップに表示される店名の面白さとか、一言コメントの面白さで突撃している。

地図をダーッと眺めていて偶然に見つけたお店だ。せっかくの偶然の出会いを大事にしたいので、口コミ情報は最低限しか見ないようにしている。

時には、お店の前まで行ったけど「これは予想していたものと違った」とUターンすることもある。地元の常連さん向けの喫茶店で、一見さんの僕が入るのが怖かった、ということなどザラだ。

このモンシェールは、工場でパンを生産している傍らで直売もやってくれる。店頭に店員さんはいないが、呼べば出てきてくれるし、注文すると工場からパンを持ってきてくれる。

恐るべきはこのお店の営業時間で、なんと24時間いつでもパンを買うことができる。工場の生産ラインは24時間フル稼働らしく、工場のスタッフさんが販売員も兼ねていて24時間営業、ということらしい。24時間営業のパン屋さんというのは初めて見た。

パンは2斤ないし1.5斤といった単位で売られている。そして、売られているパンはデニッシュだ。フレーバーが何種類かあるが、すべてデニッシュでありその他のパンは売られていない。

プレーンのデニッシュで1,000円。それ以外のフレーバーとなると値段はもっと高くなる。

「高級食パン」というジャンルが一時期日本国内で大流行したが、そのとき売られていたパンがだいたい800円~1,000円だったと思う。それと比べると割高だが、ここで売っているものはバターを多用したパンであるデニッシュだ。値段が高くても仕方がない。

普段遣いでここのパンを買うほどの贅沢は、僕には無理だ。でも、たまに買うにはとてもいい。味が美味しいし、「工場直売のパンをわざわざ買いに行った」という体験が、より一層楽しさを与えてくれる。

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