サルバトーレ・クオモのランチビュッフェに大満足した(後で、空虚な満腹感に満たされた)

ピザのチェーン店として知られる、「サルバトーレ・クオモ」。ちょっと小洒落た雰囲気を醸し出した店構えだけど、比較的カジュアルにピザやスパゲティを食べることができるお店だ。

このお店は、ランチビュッフェをやっていることが多い。とはいっても、メインディッシュとして数種類あるピザかパスタのうちどれかを選び、サラダバーはセルフサービス、というスタイルだ。これはお店によって異なり、ビュッフェ形式が皆無のお店もあるし、ビュッフェの範囲がもっと広いお店もある。店次第だ。

池袋にも「サルバトーレ・クオモ」はあるのだが、このお店のランチタイムはお一人様1,980円のビュッフェとなっている。サラダだけでなく、ピザやパスタといったメイン料理もビュッフェだ。

とても面白そうなので、お店を訪れてみた。

お店は、ビュッフェレストランとして考えればありえないくらいのおしゃれな空間だった。

店内は広く、隣の席との間隔が密集していることはない。そして、客層は若い女性も多い。ビュッフェに行くと、太った中年男性が一人で山盛りの料理を食べている光景を時々見かける。そういうのを見ると、自分の姿を見るようで嫌な気持ちになる。

中年男性である自分が山盛りの料理を食べておきながら、似たような他のお客を見たくない、というのはずいぶんわがままな考え方だ。そうだとわかっていても、同類の人が周囲にいないほうが気分が良い。

このお店は相当広い床面積を誇っている分、料理が並べられているカウンターもかなり長い。そしてその長いカウンターを持て余さないように、と料理の品揃えがやたらと良い。

見てよ、このパンの品揃え。適当にパンを用意しました、という次元ではない。パンだけ見ても、このお店の本気度がわかる。

ピザやパスタが提供されている場所はいつも人で賑わっていたので、写真を撮っていない。ピザはひっきりなしに焼き立てのものが提供されていた。

そして、恐るべきはデザートの充実っぷりだ。メイン料理でお腹がいっぱいになってしまったら勿体ない。ちゃんとデザート用の胃袋の余白を設けておく必要がある。

ざっと料理を取ってきたところ。

食べごたえがある。

恐るべきことに、このお店のドリンクにはスムージーがある。スムージーを飲みながら、こういった料理を食べていく。

そして、デザート。ケーキ、ビスコッティ、ゼリー、プリン、ババロアと様々なお菓子が用意されている。これはテンションが上がる。

大満足して食事を終えた。いやぁ、これは良いお店だ。

・・・と思ったが、しばらくしてだんだん先ほどまでの喜びがしぼんできた。というのは、満腹感がどーっと押し寄せてきて、なんだか気だるい気分になってきたからだ。どうしてだろう?と自分が食べたものを振り返ってみて、納得した。そういえば、ピザ、パスタ、パンなど、炭水化物をたくさん食べている。この炭水化物のせいで、すっきりしない満腹感に支配されたのだろう。

食後の余韻は爽快な気分になれないものの、良い雰囲気のお店で良い雰囲気の食事が楽しめたのは良かった。今度は妻子を連れてこのお店を訪れたい。そのときはもう少しピックアップする料理のバランスを考えなくちゃ。

(2023.11.20)

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