食べ放題のメニューが豊富だと、それはそれで困る【ラムちゃん】

「どっか食べ放題でガツンとイケるところはないのか」と調べていて偶然見つけた、御徒町にある「ラムちゃん」というジンギスカン酒場。ジンギスカン食べ放題で3,980円だ。

お酒を飲む人なら、ハイボールを660円で飲み放題にすることができる。卓上にハイボールを注ぐタップが用意されているので、気兼ねなくガブガブとお酒が飲めるのは素晴らしい。

このお店の素晴らしい点は、ジンギスカン食べ放題といってもメニューが豊富ということだ。

ラム肉だって、ホルモン、レバー、ハツなどが用意されている。ラムのハツなんて食べたことがないので、これは面白い。ほかにも「ラムユッケ」や「ラムガツポン酢」など、見たことがないラム肉関連料理の品揃えに目移りしっぱなしだ。

よくあるジンギスカン食べ放題は、「ラム肉、キャベツ、もやし、ご飯、スープはおかわり自由」というものだ。食べすすめていくうちに、単調な味にウンザリしてくる。

あとは、ちょっと値段が高いジンギスカン食べ放題だと、冷やしトマトや冷奴、枝豆といった酒の肴メニューも食べられるようになる。でも、僕のように酒を飲まない人にとっては、この手の簡易な酒の肴で腹を満たしたくない。余計なメニューだ。

そして今回のお店。

「せっかくラム肉をたくさん食べたくてジンギスカン屋さんにやってきたのに、違うものでうっかり腹を満たしてしまった!」

というガッカリさを感じさせない、ラム肉メニューの充実に驚かされる。

喜んであれこれ注文し、すっかりお腹いっぱいになってお店をあとにした。とても満足している。

満足しているんだが・・・

「結局これが一番美味しいね、こればっかり食べ続けるのが一番幸せだね」と思った、「上ラム肩ロース」を1回しか頼めなかったのは心残りだ。ついつい、あれもこれもといろいろな料理を注文してしまい、ぐるっと一周回って本丸に戻ってこられなかった。

メニューに色気がありすぎるのも考えものだ。今回、「お腹いっぱいで満足したけど、でも心残りもある」という二律背反した気持ちにさせられた。

(2024.12.24)

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