やっぱり広島県産の牡蠣はおいしい

出身地びいきかもしれない、と思いつつ、広島の牡蠣ってやっぱり美味しいと思う。そんな僕は広島県出身。

なにより、粒の大きさが素晴らしい。加熱用の牡蠣の場合、まるで熟れた果実のようにブリンブリンの大粒で、こんなのをカキフライにすると最高だ。

逆に、身がこぶりな牡蠣をフライにしても、そんなに美味しいとは思わない。勝手な思い込みだが、牡蠣はデカければデカいほどうまいのではないか?とさえ思っている。

ただ、デカい牡蠣になると、中心部までしっかりと加熱できるかどうか?というリスクがつきまとう。半生の牡蠣をうっかり食べて、ノロウイルスで七転八倒するという展開は嫌なので、「迷ったら加熱しすぎた方がまだマシ」という覚悟で調理を心がけている。

広島湾の湾岸には、牡蠣の養殖を行っている水産会社が数多くある。最近の広島はどうなっているのか知らないが、僕が住んでいた頃は、広島の人ならばお気に入りの水産会社があって、贈答品用の牡蠣はそういった会社に発注したものだ。人によって◯◯水産の牡蠣がいいんだ、とかいや、✕✕水産の方がうまい、などと言い分が違うから面白い。

今回、広島牡蠣の本場、廿日市の大ぶりな牡蠣が1kg手に入ったので、半分をカキフライ、半分をバターソテーにして食べた。しみじみと、うまい。

牡蠣という食べ物はそもそもうまいものだが、この「一口食べて、しみじみと美味いなぁと感じる」のは、大きな牡蠣だからこそだ。ああ、うまい。

今回は、弊息子タケにも食べさせるために敢えて加熱時間を長めにして調理した。子どもの方が、ノロウイルスに対する耐性が低いからだ。しかし、そうまでして作った料理なのに、タケは牡蠣を気味悪がって食べようとしなかった。こら、なんて罰当たりなことをするのか。食べろよ、牡蠣。

昨年、カキフライのときは食べたすぎて号泣していたくせに。

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難しいもので、子どもが3歳に近づくにつれ、初見の食べ物に対する警戒感と、食わず嫌いが顕著になってきた。やっぱり、食べ物は物心が全くつかないうちからあれこれ食べさせておくのが正解な気がする。それが既成事実になるから。

(2024.02.26)

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