「フルボリューム!」の言葉にまんまと釣られる

たまたま「かつや」の横を通ったら、店頭に「フルボリューム!」とデカデカと書かれた垂れ幕を見つけた。

どうやら、期間限定メニューの「フル盛りプレート」なんだそうだ。

「ほほう」と思って立ち止まって垂れ幕を見ると、

ハンバーグカツ、ベーコンエッグ、海老フライ、から揚げ、カレーが一つのお皿に盛られた丼なのだという。

お値段790円。2024年の外食物価にしては、安い。

いや、トッピング食材の量や質を考えると、実はそんなに安くはないのかもしれない。でも、「フル盛り」とか「フルボリューム」と銘打たれると、安く感じてしまう。

いずれにせよ、「かつや」はボリューム感に関して、客を大きく裏切ることはない。その点信頼感があるお店だ。なので安心して注文できる。

・・・って、あれれ?食べるつもりはなかったのに、ついお店に入ってしまった。

おかでん、齢50歳。

食べたら食べた分だけ体重が増える年齢になった。生きているだけで体重が減っていくようなことはなく、少々の運動でオーバーカロリーをチャラにする魔法も消えた。

だから、こんなフルボリューム!を思いつきで食べる必要なんて何もないのだけど、昔から染み付いたクセは抜けきらない。つい、頼んでしまう。

こうやって、煩悩はいつまで経っても消えないのだから、たぶん僕はいつまで経っても「オーガニック」だとか「バードフレンドリー」だとかには興味を持てないまま、老害化していくのだろう。

(2024.05.16)

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