これはいい。ランチから300グラムも羊肉を食べられるなんて(羊肉の会オフの予告)

コロナ以降の上野エリアは本当に中国料理のお店が増えた。

日本人をさほど相手にしていない、中国人による中国人のためのお店も多く、そういうお店に入るのは若干ためらわれる。もちろんそういうお店だって日本人お断りというわけではないのだけれど、僕にとって居心地が良いかどうか不安だからだ。

お店のお作法、お店の味。ガチ中華のお店はワクワクするけれど、ワクワク要素よりも勝手がわからないソワソワ要素が強いと、リラックスできない。せっかくの昼飯なんだ、楽しくゆったり食べたいという気持ちもある。

なので、ガチすぎない程度のガチな中華というのがいい。

先日来気になっていたのが、上野広小路から湯島方面に向かった途中にある「喜羊門」という中国料理店だ。

店頭の看板を見ると、大変にわかりやすい写真付きのランチメニュー表記がある。日本人客も十分にウェルカムであることがわかる。

話は脱線するが、「店頭のランチメニュー」で嫌な思いをさせられるのが、横浜中華街だ。横浜中華街は、食べ放題のお店を除くと若干お高めの価格設定となっているお店が多い。なので、オトクなランチメニューというのは貴重だ。で、店頭にあるランチメニューを参考にしてお店に入ると、店員さんから「ランチメニューは平日だけ。土日はやってない」と言われ、分厚いグランドメニューをドスッと渡される。

こういうのが一軒二軒じゃなく、存在するのが横浜中華街だ。週末はランチメニューをやってないなら、看板を下げてくれよ、詐欺じゃねぇか・・・と思う。

そんな文化は横浜中華街以外で見たことがない。このお店もほら、大丈夫。店頭にあったランチメニューは店内のメニューにもちゃんとある。

「喜羊門」という店名のとおり、羊肉料理がいろいろあって楽しそうだ。このサイトのオフ会シリーズ「羊肉の会」の会場にしたい。

特に目を惹くのが、羊肉の鉄板焼き。300グラムというかなり圧巻のボリュームだ。これで税込み1,400円というのだから、2024年夏の物価にしてはかなり安いと思う。

中国料理のお店って、ぎょっとするくらい安い料理に出くわすことが時々あるけれど、一体どこでどうやって儲けているのだろう?

「この料理は少々お時間をいただきますよ」と言われたけど、断る理由がないので「待ちます」と店員さんに伝え、待つ。

うっかり冷凍羊肉を解凍し忘れていて、今慌てて解凍しているのだろうか?それとも、仕入れが間に合っておらず、今慌てて肉を仕入れているのだろうか?他の料理はすぐに出るということなので、このサイコロステーキ状の羊肉だけはすぐに用意できないらしい。

待っている間、グランドメニューを見る。

すると、「羊の背中焼き」と「羊の足焼き」というメニューがあることを知った。いいね、こういう塊肉を丸焼きにするのは。そして、「背中」と「足」を食べ比べするのは楽しそうだ。本気で、久し振りにオフ会の計画を立てよう。これ、一人や二人でどうにかなるボリュームじゃないから。

他にも「ウサギの丸焼き」や「焼きウシガエル」というメニューもあって、どれもオフ会向けだ。楽しみだ。

カエルは中華料理で食べる機会があるけれど、ウサギは人生で食べたことがない。どんな味なのか、ワクワクする。あと、カエルだってもも肉を揚げたり鍋の具として煮たものを食べたことはあるが、姿形そのまんまに焼いたものは見たことがない。グロいが、みんなでワイワイ言いながら食べるには良さそうだ。

で、これが羊肉300グラムの焼き肉。サラダ、卵スープ、ご飯、杏仁豆腐付き。

羊肉用に、クミンが混ぜてある唐辛子が添えられている。この唐辛子は辛みが少ないので、あまり心配する必要はない。どちらかというと風味づけに近い。

300グラムの羊肉だぞ、おい。なかなかここまで心ゆくまで羊肉を食べられる機会はない。

サイゼリヤには似た商品で「ラムと野菜のグリル」というものがあるが、それとは比べ物にならない圧倒感。ラム肉を食べたい人はサイゼリヤではなく、このお店に走れ。

肉質が素晴らしいかといわれれば、そこについては「値段相応」と感じたが、それでもこれだけのラム肉に囲まれた時間は幸せに尽きる。

お昼時になると、お客さんが結構入ってきた。近隣のオフィスで働いている人たちが連れ立って食べに来ている様子だった。また機会があればここでランチを食べたいものだ。

そして何よりもオフ会!オフ会で羊肉食べ比べ+ウサギ+カエルを食べる会をやろう!

(2024.07.29)

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