秋葉原駅隣接のジョナサンはモーニングビュッフェ1,500円

秋葉原駅にジョナサンなんてあったっけ?と思ったが、秋葉原駅電気街口に隣接する「ホテルメッツ」の2階に、ジョナサンはある。

最近、ビジネスホテルのメインダイニングとしてファミレスが入居しているケースをあちこちで見かける。ホテルとしては朝早くから働くスタッフの雇用を心配しなくて済むし、受託するファミレスにとっては安定収入が見込まれる。

銀座や池袋には、ピザで有名な「サルバトーレ・クオモ」がメインダイニングとして入居しているホテルもある。さすがに朝からピザやパスタ、というわけでなく、サルバトーレ・クオモであっても塩鮭とかがでてくるので面白い。

それはともかく、この秋葉原のジョナサンはモーニングビュッフェを実施しており、宿泊客以外も受け入れているという話を聞いて僕はときめいた。ホテル併設のレストランの場合、外部客を積極的に受け入れていない場合が多いからだ。

僕が住んでいる家のごく近所にも、朝食ビュッフェの評判が高いホテルがある。でも宿泊客限定だ。家から近いホテルであるが故に、僕は一生そのホテルの朝食ビュッフェを食べる機会に恵まれないのだろう。残念。

で、このジョナサン朝食ビュッフェ、2024年11月時点ではお値段が1,500円だった。最近は物価高騰のあおりを受けて、飲食店に関してはたった数ヶ月前の情報でも陳腐化していることがある。特に値段はどんどんあがってきている。

なので、この記事を見て「おっ、行ってみよう」と思った人がいたとして、そのときに1,600円とか1,700円になっていたとしてもがっかりしないこと。食べたければ今すぐ行った方がいい。マジで。

どこのジョナサンでもモーニングビュッフェを実施しているわけではなく、都内でも3店舗しかやっていないそうだ。そのうちの1軒が、秋葉原駅を出てすぐという交通の便が良い場所にあるのは嬉しい。

こういう、「実施店舗は少ないです」という店舗限定企画の場合、大抵は自分ちから遠い場所だ。なので今回はガッツポーズをしてしまうレベルの便利さだ。

このジョナサン、建物外から専用階段を使って2階に上がったところにお店がある。それとは別に、宿泊客用の出入り口が2階にはある。このスタイル、五反田のビジネスホテルでも見かけたことがある。そういえばそのホテルもジョナサンが入居していた。

混んでいるときは宿泊客優先ということらしいが、この日は空席がまだまだあった。ただし、床面積が広いわりに席数は多くなく、特に四人がけのボックスシートの数が少ない。早くやってきた一人客がボックスシートを独り占めしていることもあり、あとからやってきたファミリー客が席を探してウロウロしている様子を何度か見かけた。席のセレクトは客の自由にまかせているので、このようなことになる。

ビュッフェ。

品揃えはさほど多くないものの、朝ご飯としてはこれで十分という質と量。「これでもか!」と種類が多くても、人間の胃袋は有限だ。困惑するし、食べられなかった料理が心残りで満足度が下がる。ほどほどの種類が並ぶ、というのが店にとっても客にとってもハッピーだ。

ちなみにとろろいもが置いてあるあたり、ちょっとグレードの高さを感じさせる。

秋葉原駅前、しかも1,500円の食べ放題でとろろは嬉しい。

ちなみにジョナサンはすかいらーくグループなので、三井住友カードを持っているとVポイントが10%以上溜まる場合がある。僕は三井住友カードを握りしめ、今日この店に訪れている。

一番の目玉はビーフシチュー。こんなにゴロゴロと根野菜、そして見えにくいけれどちゃんとお肉も入っているビーフシチューはなかなか見かけない。嬉しくなって、つい食べてしまう。

ただし、食べ放題においてこういう濃い味・根野菜どっさり料理というのは鬼門であり、あっという間に満腹になってしまうのだった。これは一本取られた。

はっきり言って、ホテルの朝ご飯ビュッフェを家からお出かけしてわざわざ食べる、というのは変な気分だ。思ったよりも満足度は高くない。

というのも、サバの塩焼きがあるぞ!とかベーコンがあるぞ!とワクワクする気持ちの下地づくりは、朝ホテルの部屋で目覚め、「よっしゃメシ食いに行くぞ」と気合をいれることによって構成されるからだ。家を出て、通勤電車に乗って、わざわざビュッフェ会場にやってきても、「ベーコンだ!」と心揺れる状態にはなりにくい。

しかし、しかし。

それでもこのジョナサンの素晴らしいのは、駅から至近極まりない場所にあるということだ。駅から徒歩10分だのなんだの、遠いところにお店があったら、面倒でしかない。それが駅出てすぐだし、その駅が東京を代表するターミナル駅の一つだ。

食べに行くのが楽、食べた後もその後の行動がしやすいので良いことづくめ。

そんなわけで、機会があればまた訪れたいと思った。特にビーフシチューは思わずニッコリしてしまう食べ物なので、また食べたい。

ただし、ビュッフェでしこたま食べたあとでは、仕事に気合が入らない。食べる時期についてはよく考えないと。

(2024.11.19)

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