「千駄木腰塚」の店頭販売が素晴らしい件について

今更記事にするのは遅いのだが、一応。

東京の文京区・千駄木に「千駄木腰塚」という精肉店がある。

ハムなどが美味しく、値段は高いものの贈答品にすると喜ばれる。駅ナカやデパートに出店していることもあるので機会があればぜひ。おすすめはコンビーフだ。

その千駄木腰塚本店では、週末になると店頭で実演販売が行われている。

週末必ずやっているというわけではなく、時々お休みのことがあるので要注意なのだが(スケジュールは公式サイトなどで知ることができる)、やっている場合は購入不可避の美味しい料理を食べることができる。

実演販売されるメニューは週替りだ。

ある日のメニューは、「肉屋のまかない汁」だった。1杯500円。

500円?高いのでは?と思うかもしれないが、よく見て欲しい。味噌汁の表面にゴロゴロ見える、ハムやソーセージの数を。そして想像してみて欲しい。ハムやソーセージが水面に浮くわけがないので、この下には同様の肉や野菜がしこたま入っていることを。

というわけで、このまかない汁はとんでない量のハム・ソーセージが入っている豚汁だ。商品として流通させられなかったB級品を入れているのだろうか?ざっと見た限り、B級感はまったくなく、すこぶる美味い。

これだけ肉が入っているので、相当強烈な肉のエキスが汁に染み出ている。なので、食べきれなかった分を家に持って帰り、これをベースに自宅でお味噌汁を作ると、まかない汁が増殖する。それくらい味が濃い。

こちらは、実演販売でよく登場する「コロコロ焼き」。恐るべきことに、1パック300円。

肉厚なハム・ベーコン・ソーセージがみっちり入っていて、酒飲みならばこれ1パックで十分なつまみになる。精肉店だからといって、大盤振る舞いにも程がある。

他にも、「アメリカンドック」が500円で売られていることがある。「なんだアメリカンドックか。しかも500円なんて高いよ」と侮ってはいけない。食べてみると、生地が薄くて、中はごっついソーセージが入っていて大満足、という代物だ。

「何だよ焼きそばかよ」と思って食べてみたら、国産牛入りだった!とか、このお店の店頭実演販売に外れはない。すべてがうまい。そして安い。一瞬「安くないぞ?」と思える値段のものもあるが、クオリティは折り紙付きだ。

おかでん家は、極力毎週このお店の実演販売品を買おうと思っていて、予定表にも「(仮)千駄木腰塚」と毎週予定を入れているくらいだ。でも、さすがに毎週訪れるのは無理なので、時々行っては「美味しいねえ」と家族で舌鼓を打っている。それがかれこれ6年くらい。

(2025.01.11)

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