
東京五大煮込み食べ歩き(2)。
平日16時だというのに、店頭には行列15名。とにかく、繁盛しているお店だ。
長蛇の列にびびったが、15分もかからずに入店できた。とにかく回転がいい。

長居はできないお店。 ひざの上に置いた手をテーブルの上に出すことすら困難なくらい、隣の人と密着させられる長机、長椅子。 長机の奥行きが全然ないので、正面に坐った人のお皿と干渉する。
食べ終わった皿はどんどん上に積み上げていくのがこのお店のルール。
ここまでルールがいろいろあるお店は珍しい。

一見さんは、何を注文してよいのかオロオロしてしまう。 名物の「煮込み」はまだいい。頼めばちゃんとそれが出てくる。でも、「モツ焼き」は曲者。「モツ焼きひとつ!」と頼んでも、通用しない。 実際は、「アブラみそ若焼き!」とか「カシラ塩!」という注文になる。

「モツ焼き」における内臓肉が何種類あるかなんてのは、店内のどこにもかかれていない。最初は、他のお客さんの注文を見よう見まねするしかない。 そうこうするうちに、だんだんこのお店にはどんな肉があり、どんな焼き方があり、どんな味付けがあるのかが分かるようになってくる。 で、通ぶって覚えたての注文をしてみたら、「売り切れ!」といわれて撃沈、なんてことも。鮮度が大事な贓物なので、どんどん売り切れになる。
一度通った程度じゃ、泡くっておしまい。二度、三度通ってようやくリラックスして飲み食いできるようになると思う。



この日食べたのは
・煮込み ・カシラ塩 ・ナンコツ塩 ・アブラみそ ・お新香 ・サイダー ・ウーロン茶
(2014.03.11)
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