


恵比寿の近くにあるギャラリー。
とても古い建物の一室。昔なら確実にびびって建物の前で回れ右していた。

ファンタジーな絵。 淡い色、ゆるやかな曲線で描かれる曖昧な世界だけど、人物の輪郭がはっきりと描かれている画風のためくっきりとしている。不思議な絵だ。
プライスリストには、既に売約済みを示すシールがいくつも貼られていた。
いつも思うのだが、こういうのって本当に売れているんだろうか?大道芸人が最初から帽子の中に「見せ金を入れる」ように、アートも「売れてますよ演出」ってやったりするのだろうか?と思ってしまうが、売り物をわざわざ「売約済み」にしてブロックする意味はない。本当に売れているというわけだ。
アート、というのは美術館で見るものだ、という思い込みがこれまでずっとあったけど、「買う」「家に飾る」または「投資対象にする」という発想はなかった。そういう観点で作品を見ていくと、違った面白さがありそうだ。
(2013.10.27)
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