笑う浮世絵 戯画と国芳一門@太田記念美術館

太田記念美術館

この美術館を一言で形容すると、「とにかく、薄暗い」。

浮世絵の塗料は光に弱いため、極端に室内を暗くしている。また、長期間の展示は作品を傷めるので、会期中でも作品の入れ替えを行う徹底ぶりだ。

浮世絵の美術館ということで、外国人がとても多い。 前回、「月と雁」を見にここを訪れた時もそう感じたが、今回もとても多かった。 日本の絵を見て、彼らはなんと思った事か。

笑う浮世絵 戯画と国芳一門

それにしても浮世絵は自由闊達に描いてるな。猫や犬、狸といった生き物を擬人化した作品が多く、どれも活き活きと描かれている。国立博物館で「洛中洛外図」を見た時にも感じたが、今日日本の漫画文化ってのは一朝一夕ではなく、脈々と培われてきたものだということがよく分かる。他の国がまねしたってそう簡単には真似できるものじゃない。

狸の「八畳敷」ネタが頻繁に出てきて、笑えた。 要するに、狸の金玉袋はとてもでかい、というのをネタにした作品なのだが、狸自らがその玉袋を被って亀の物まねをしていたり、船の上から投網にして川に投げ込んでいたり、はたまた弓矢の標的にしていたり。 弓矢の標的になっている絵を見ていたお嬢さんたちが、「いや、痛いでしょこれは。きっと痛い」と語り合っていたのが面白かった。

思わずポストカードを買ってしまった

(2013.11.02)