
建築家・磯崎新のこれまでの作品を紹介する個展。といっても、僕はこの人のことを知らない。

会場に入るまで、てっきりこの展覧会の名前は「磯崎 新都市ソラリス」なのかと思っていたくらいだ。「磯崎新」という人の名前なんだな。
建築家って、夢見る商売なんだなとつくづく思う。 東京都庁のコンペ用と思われる提案資料には、祝祭広場を作って、そこにはガントリークレーンを設置して、最新鋭のAV機器を置いて・・・と事細かにコンセプトと概要、そして見取り図が記されていた。
その「夢」が暴走すると、実用性のない不便なものができるのだが、その線引きってのが難しい。 彼の代表作でもある「空中都市」なんて、本気だか夢想だかよくわからない。 ポストモダン建築は今となっては流行らないが、見ていてとても面白い。
(2014.01.18)
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