1960年に1年間だけ活動した前衛芸術集団、「ネオ・ダダイズム・オルガナイザー」の残党たちの新作発表会。
赤瀬川原平、篠原有司男、田中信太郎、吉野辰海の作品が展示されていた。
篠原有司男は、ちょうど今アカデミー賞に映像作品がノミネートされていて旬の人。 ボクシング・ペインティングの人だと聞けば「ああ、あの人か」と思う人も多いだろう。
この人の作品は初めて見たのだが、確かに勢いがあって面白い。単なる「書き殴った落書き」と片付けてしまうのは無理がある作品。
どの展示作品にも値札がついているのだが、びっくりするくらい高い。 赤瀬川原平の写真も何点か展示されていたが、あまりに何を撮影したいのか意味不明な、日常風景だったのでむしろ写真の前に釘付けになった。
写真から意図を汲み取ろうとしたからだが、途中で諦めた。あんまり意味はなさそうだ、と思ったから。
(2014.02.26)
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