京橋界隈は画廊が多いのだが、ちょうどこの時期そういう画廊が共同歩調でイベントをやっているらしい。
そのうちの一軒、加島美術が展示即売会をやっているというので行ってみた。
入り口でびびる。 ガラス窓から見えるのは、水墨画の掛け軸。そして、店員さんはお上品そうな和服。
自分が、場違い感ありあり。
これまでもアート作品の展示即売会はさんざん足を運んできたけど、それとは次元が違う感がある。
店の外観だけ写真撮影して、見たことにして帰っちゃおうかと真剣に思ったけど、しばらく逡巡した後、意を決して中に入る。
中は、笑っちゃうようなビッグネームのオンパレード。なんでも鑑定団状態。 円山応挙、横山大観、長沢芦雪、池大雅・・・。 文人の書もいろいろあり、芥川龍之介、夏目漱石・・・。
お店がお店だけに、レプリカとか偽物ということではない。全部本物だ。美術館でもこれだけの品揃えはないぞ。 こういう、ほんまもんのお宝が平然と「売られている」ということに驚く。
ちなみに、美術や歴史の教科書に名前が載るような人たちの作品なので、お値段も桁が違う。100万円以下のものが存在しない。 横山大観の富士山の掛け軸なんて、あんまりいいとは思わない作品だったけど750万円。さすが大観。
長沢芦雪が描いた子犬の絵にものすごく惹かれる。円山応挙の弟子だっただけあり、師匠の応挙同様に可愛い犬の絵を描きおる。 ああなんて可愛い絵なんだ、と見とれたけど、お値段は350万円なのでどうやっても無理。 どう考えても「冷やかし」にしかならない客だと悟り、迷惑にならないうちにお店を後にした。
(2014.04.25)
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