エッチングの作家、ジャック・カロの展覧会。
・・・全然面白くない。同行していた友達も同意見で、お互い顔を見合わせてうなずいたあと、ペースアップしてざーっと流して見て終わりにした。
非常に精細な絵を描いている。すごいと思う。 でも、小さい絵であるうえに細かすぎて、じっくり見ないことには良さが堪能できない。
美術館で、周囲に人がいる状態で、一枚一枚をじっくり見るなんてのは無理だ。何しろ、ルーペがあった方がよいくらいの作品だ。 じっくり見るのがはばかられる、となった時点で、僕はすっかり興味を失った。
カフェのテラス席で、この人の画集を解説文付きでじっくり読むときっと楽しいと思う。 でも、美術館で見ても全然楽しくなかった。
出口にあるミュージアムショップでは、カロの作品を売る特設店舗がないどころか、常設店舗でも何一つカロ作品の商品が売られていなかった。人気がないらしい。
(2014.06.07)
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