
北京を活動拠点としている、中国人&日本人の女性ペアの個展。
妻有(新潟県)で撮影された写真が展示されていた。

白黒、棚田、和服、温泉、くねらせた女体、裸。 要約するとそんな感じ。
この作品を見ていない人に、この作品とギャラリー全体の空気感を伝えるのは難しい。
裸体が写っているからエロいようでエロくないし、ノスタルジーなようでそうではないようだし、なんかもやっとしている。
プリント方法や撮影技法など、意識的に(ピンボケではないのだけど)もやっとさせる技術を使っているようだ。
フラストレーションが溜まるもやっと感ではない。 良いか悪いかでいうと、僕は好みだ。
なんだろうな、写真一枚一枚から、アーティストが撮影したものだ、というのがはっきりと伝わってくる。 素人写真とは違う。
こういうプロっぽい写真は見ていて安心する。「ええと、これは何でプロといえるんですか?」という作品って、見ていてとても困惑するから。
(2014.06.19)
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