攻殻機動隊大原画展@西武池袋本店 別館2階

攻殻機動隊大原画展

アニメ好きというほどではないのだが、昔から攻殻機動隊は好きで、原作漫画をはじめとして、映画版の設定資料集なんかも持っている。

ただし、テレビアニメ版はざっと一通り見た程度でさほど思い入れはないし、イノセンスはコピペ合戦みたいなやりとりが好きになれなかったし、ARISEは見てもいない。

士郎正宗の漫画から派生し、未だに新作が作られているという日本アニメ界の金字塔、攻殻機動隊。そんな原画展が行われているというので、西武百貨店に行ってきた。

アニメって、原画のところにいろいろ指示の書き込みがあるのでとても面白い。制作の舞台裏が見えるので、わくわく感がある。 昔はセルアニメだったので、セル画が存在している。しかし、あるときからデジタル撮影に切り替わったので、もう現在のアニメではほとんどセル画が存在しない。寂しくもあるけど、セル画を見るにつけ「こんなのを1秒間で何十枚も描いていたなんて信じられん」と思い、デジタル化されてよかったじゃないかと思ったりもする。

絵が額装されて売られていたのにはちょっと食指が動いたが、9万円出して買うのはちょっとはばかられた。なのでやめた。でもアニメオタクは金を潤沢に持っている。結構売約済みになっていた。

オタクはこれだから!と眉をひそめるのではなく、それだけ商品として、(21世紀における)芸術として価値があるということだ。昔ながらの芸術が今後普遍的に絶対的な美であり続け、偉い!なんてことは全くない。

それにしても、入り口のところで 「チケットは既にお持ちですか?」と聞いてきた西武のスタッフ。あれは感じよくないぞ。 「お持ちで無ければ・・・」と僕を呼び止め、始まった口上は「クラブオンカード(西武百貨店のクレジットカード)を作っていただければ入場料が割引きになる」というもの。 この手の勧誘にはほとほとうんざりしていて、美術展の客を釣り上げようとするのはやめてほしい。

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