日本映画の代表格でもある「男はつらいよ」は殆ど見た事がない。
観光バスだったか、夜行バスだったかのテレビでビデオ上映されていたのを何度か見た程度だ。
ああいうドラマものは苦手だ。 だから、寅さん記念館に行ってもなぁ・・・と思ったのだが、これが結構楽しめた。
当時の時代をあらわすジオラマとか、「とらや」のセットなど。
「男はつらいよ」の基本設定くらいを知っていれば、十分に楽しむことが出来た。
日本の時代の流れと共に歩んできた映画なので、「あの映画の!あのシーンは実は!」みたいな裏話なんてやらなくても十分展示として面白い。
作品ごとのポスターを見比べるだけで、ああ、ヒロイン役の女優さんのファッションがどんどん移り変わっているなあ、と興味深いし。
マニア向けに作られていない構成は、とても好感を持った。こじんまりとしているけど良い展示だった。満足して記念館を後にした。
(2014.08.17)
コメント