
清里フォトアートミュージアム、というのがあるらしい。
この施設の面白い取り組みは、「ヤング・ポートフォリオ」といい、優秀と認めた35歳以下の写真家の写真を「継続して、複数枚買う」、というものだ。
コンテストとしてではなく、収蔵作品として「買い付ける」というのが独創的だし、若手育成としても、若手の発表の場としても素敵な取り組みだと思う。
その「ヤング・ポートフォリオ」プログラムで収蔵された全世界の若手写真家の作品をえりすぐって展示する会。
一作家一枚の写真、という形ではなく、数枚で見せてくれるので、その作家がどういう表現を志向しているのかがよくわかる。
若手だからだろうか?どの写真も面白い。 構図も面白いし、色使いだけ見ても面白い。
なるほど、これが写真のプロなのか!というのがよくわかる展示で満足度が高かった。
写真のアートを見始めて1年近く。最初のころは、「個人が撮影する写真とどう違うんだ?大して違わない!」と思っていた。特にカラー写真は、アートとしての価値がよくわからなかった。 でもこの展示会を見れば、一発で納得だ。なるほどこれはいい。
(2014.08.24)
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