森美術館だけを見たいのに、多くの展覧会においては六本木ヒルズ森タワー52階の展望台、「東京シティビュー」の入場券と抱き合わせになっている。
たまには抱き合わせになっていなくて「おっ!」と思うこともあるが、入館料据え置きであり、実質的に美術館入館料の値上げだったりする。
そんんわけで、リー・ミンウェイの展覧会を森美術館で見た後、ついでに立ち寄ったのが東京シティビュー。
時折、展望エリアの片隅で何かちょっとした展覧会をやっていることがあるのだが、今回は「ドール・カルチャー展」だった。
ちょうど、すぐ隣の森アーツセンターギャラリーで、「私のマーガレット展」という展覧会をやっているところだったので、「元」少女のみなさまを中心に来場者多数。
改めて人形を見て、「うわあ興味ないなあ」と思った。精巧に作られていて、細かく見ていけば多分楽しい筈。でも、僕の人生において、あまりにこういう人形との接点が薄く、とっかかりがなくておもしろさに気づけなかった。
やっぱり「人形」っていうものは女の子趣味だ。 これが「フィギュア」になると俄然男性趣味になるのだから、思考回路って面白いものだ。
男性にこびを売らない人形。そこには萌えの要素はなく、だからなのか興味が持てなかった。
そこで思い出されるのは、8月に見たダッチワイフの展覧会。あそこでは、「等身大」の人形にひたすら興味津々だったのに。不思議だ。
(2014.10.05)
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