国立西洋美術館の企画展はここ最近殆ど見ているような気がする。
特にノルマを課しているというわけではないのだけど、上野駅からほど近く、金曜夜は20時まで開館しているという利便性のよさからついつい通ってしまう。
そんなわけで、「誰それ?」という状態のホドラー展。
建物の壁画などの作品が多いため、現物ではなく「下書き」にあたるものが多数展示されていた。
しかしそれがむしろ興味深い。絵の中の1登場人物にすぎない人のポーズを模索している様子など、作者の試行錯誤が伺えて楽しかった。
こういう「作りかけ」を中心とした展覧会というのがあっても面白い。
(2014.10.10)
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