モダン都市 銀座の記憶―写真家・師岡宏次の写した50年―@江戸東京博物館

はっきりいって、写真がうまいとは思わない。

構図も、ピントも、いまいち。

「あー、当時はカメラを持っていること、写真を撮ること自体がステータスシンボルだったし、技術なんて二の次なのかね」

と見ていて思った。

しかし、そういう時代だからこそ、今こうして写真が遺されると、当時の文化風俗がよくわかって面白い。

技術はともかくとして、とても興味深い写真ではあった。

そんな若干舐めた視線でこの人の作品を眺めていたのだけど。。。おや?時間の経過とともに、戦後くらいからこの人の写真はみるみるうまくなっていく。

いや、僕みたいな素人が上から目線で語るレベルじゃないのかもしれないけど。 構図も、「おお、これは面白い」というものが増える。あと、ピンぼけ気味のものが減る。 おそらく、カメラそのものやフィルムの高性能化というのもあって、カメラマンとしていろいろやりやすくなったというのもあるのだろう。

そういうのを感じつつ見るのも、面白いひとときだった。

(2014.11.03)