チューリヒ美術館展を見に行った際、たまたま発見した展示会。
折角なので入ってみた。
そういえば昨年も見たなあ、と1年前を振り返る。あの頃は若かったな、なんて年甲斐もなく思う。
DOMANIは、文化庁が奨励金を出して、次世代の作家に1年間の海外留学をさせる試みの「発表会」。 若手作家の意欲的な作品が展示されていた。
会場はとても広々と、贅沢に使われている。高い天井から生まれる広い空間も込みで、作品を楽しめるのは素敵だ。お客さんは殆どいないし。
作品群を見ながら、未来の芸術に思いを馳せたが、先ほど見た「チューリヒ美術館展」の展示作品のような「普遍的な、後世に残る芸術」ってのは今のご時世難しいのかな、と感じた。
芸術も消費される時代。
ただ、展覧会のポスターにも使われていた入江明日香(銅版画作家)の作品は今風でありつつ未来に残る可能性があるものだと思った。
アニメ的・CG的な色使いの絵が、屏風や掛け軸になっている。
(2014.12.15)
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