銀座エルメスの8階での展示。
過去、別の展示の際にここを訪れたことがあるが、それでもやっぱり敷居が高いお店だ。
入り口には扉の開け閉めだけを専門にやるスタッフが立ち尽くしているし、エルメスのおなじみ・スカーフが並ぶ売り場を縫うように進み、その奥に隠れるようにあるエレベーターに乗る。
がらんとして、客なんて僕しかいない展示会場には、2名のスタッフが常に立って待機している。
とにかく、人件費かけまくりだ。アート作品の展示にしろ、人件費にしろ、こういうところにガツンと金をかけるからこそブランドってのは成立するのだろう。
「こんなこと、しなくていいのに」なんて思っているうちは庶民だ。
ブランドとは縁がない。 ちょうどショップの前にはゴツいマイバッハが路駐しており、そこに見るからに金を持ってそうな紳士が乗り込むところだった。もちろん白手袋の運転士付きだ。
「見るからに金をもってそう」というのは、身なりもそうだけど、顔つきでもわかる。やっぱり、デキる人の顔、金もってる人の顔ってのは独特のものがある。どうしてなのだろう。
自分の住む街にはこういう顔の人って皆無だよな、と近所のドン・キホーテのお客さんのことを思い出した。ま、自分もそのうちの一人なのだが。
(2015.02.02)
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