東京アートミーティング(第5回) 新たな系譜学をもとめて ー 跳躍/痕跡/身体@東京都現代美術館

能楽師野村萬斎をフィーチャリングした展示で面白い。

これまでの芸術が、一瞬を切り取る形で静止したものを作ってきたのに対し、今回の企画は身体性、つまり動きに重点を置いたものだ。 しかも、野村萬斎を通じて、数百年の時を経て受け継がれていく所作の重みや意味、形式美といったものも取り上げていて、興味深い。

もちろん、能の動きを語るだけでは伝統芸能に過ぎず、現代アートではない。今風のテクノロジーを使って遙か昔の伝統を再構築する、というのがワクワク感を与えてくれる。

写真は、ダムタイプによる4Kディスプレイのアート。輝度の高い画像がひたすらチカチカ動き、てんかんの人には無理なエリア。 4Kの大型ディスプレイなんてここ数年の技術だけど、早速取り入れられているのが嬉しい。

芸術というのはつねに時代と共に進んでいる、というのがわかるからだ。

それにしてもダムタイプって、80年台の坂本龍一の音楽活動周辺を見ていればよく聞く名前だが、まだ時代の最先端で活躍し続けているのだからものすごいグループだ。

(2014.11.13)

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