世界最年少で七大陸最高峰登頂で知られる石川直樹は、今は冒険・旅行写真家として活躍してる。
その石川と、「不機嫌な顔をした女の子」の絵で世界的に有名な奈良美智とが、青森から北海道、そしてサハリンまでを旅した際の写真などを展示している。
写真にはキャプションが少なく、だからなんなんだ状態。この旅行において、奈良がどのような関わりを持ったのかもよくわからない。
石川や奈良が好きな人ならたまらんのかもしれないが、事前知識なしの状態では、紀行で用いた地図や登山靴などが展示されても、はあ・・・そうですか状態。
青森にも「シレトコ」という地名があり、アイヌの面影がある・・・というところから、アイヌにまつわる土地を巡っていくうちにサハリンまで辿り着いた、ということらしいのだが、せめてそれなら訪問地とその順番を大きな地図でプロットし、線で結んでくれよとか思う。
そういうユーザーフレンドリーさが皆無な展示。
でも、サハリンという近くて遠い秘境の写真はやはり興味深い。今回の展示には不満が残るが、この旅行記を本なりwebなりで読んでみたいと強く思った。
俺にサハリン旅行させろ!旅行記書かせろ!と思ったが、展示されている写真はさすがのプロだ。僕が撮影するのとは全く違うのがぱっと見てわかる。さすがだ。
(2015.02.28)
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