地下にある会場。
会場入り口から会場を見下ろした時、書の掛け軸がずらりと並んでいるのが見えた。
「えっ、新鋭美術家の展示なのに、掛け軸?」 と相当面食らった。
しかしこれは会場からさらに地下に潜ったところにある別の展示会場のものだった。
吹き抜けなので、上から丸見えだったわけ。
さすがに展示そのものは、書画ではなく今風の絵。 面白いんだけど、奇をてらった感があって、普遍的な美なのかどうかは僕にはわからない。
もう、写実主義みたいなものは今更ウケないだろうし、世代を超えて受け継がれていく美ってのは難しいご時世だ。
消費されていく、刹那的な美がこれからの主体なのだろうか。
いや、昔っからそうだったか。
(2015.03.04)
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