ちょっとお高級な喫茶店に入ると、店主自慢のコーヒーカップが出てくることがある。
マイセンだのなんだので、けばいまでに絵が描かれている。縁は金細工が施してあったり。
そういうのを見るにつけ、「ああ、くどいなあ」と僕は感じる。 仰々しいカップの形状そのものが、あまり好きではない。 むしろ、100円ショップで売られている無地でシンプルなマグカップの方が、性に合っている。
もちろん100円マグカップで飲む珈琲は美味しくないのだが。
そんな中、デミタスカップばかりを集めた変わった展示会があったので行ってみた。
これは面白い。コーヒーカップにあれこれ装飾が施されていたら相当くどいと感じる僕だが、デミタスカップなら嫌味なく受け入れられる。 その小ささ故に、かわいらしい。
あ、これならちょっと珈琲飲むのにいいかも、なんて真剣に考えてしまった。
ただ、自分自身の日常生活において、デミタスカップを使うか・・・というと、使わないだろうな。珈琲を結構多く飲むから。
エスプレッソメーカーを家に据え付けたら、珈琲生活が変わったりするのだろうか?そのときには、デミタスカップが欲しくなるのかもしれない。
(2015.03.04)
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