蜷川実花の写真展。
びっくりするくらい鮮やかな色彩の写真を撮ることで知られている人で、壁一面に展示されているカラフルな写真群は、気分が優れない人が見たら胸焼けがするくらいだ。
インクジェットによる印刷、ということもあるのだろうし、デジタル補正もしているのだろう。
現実感が薄れるような、CGのような写真たち。 今でこそ、「おお、すげえ」とこの写真を受け止められるが、「力道山のテレビ中継を白黒テレビで見ていて、流血シーンでショック死したおばあちゃん」の時代だと何人かこの写真で人が死んだと思う。
(2015.03.05)
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