ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄@国立新美術館

ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

町に住む人々を生き生きと描いた絵、「風俗画」に焦点を当てた展覧会。

普段は「なるほど。おもしろかったです。まる」と言ってそのまま会場を立ち去る僕だが、今回ばかりは画集(2,500円)を買おうかどうしようか悩んだくらい、良かった。

17世紀頃の様子が描かれた絵が多いが、絵そのものの技術はひねくれてなくとにかく奇麗で、心地良い芸術。

ポストカードによし、庶民のマンションの壁に飾ってもよし。嫌味のない絵が多い。

金曜日夕方の訪問だったが、平日にもかかわらず人がいっぱい。平日でこれなら、週末は一体どうなるんだと心配してしまう。

若い女性が多いようだ。年齢層が低く、感心させられる。20代の頃から芸術に慣れ親しむと、目が肥えるだろうなあと思う。

しかしそんな若い人が多い中でも、ぽつりぽつりと60歳、70歳の紳士がいたら「あっ、ご年配の方がいる!」とすぐわかる。そう、加齢臭だ。結構臭うものだ。 僕自身いい歳で、ミドル脂臭とか気にしないとやばい年頃。他人の振り見て我が振り直せ、ということで家に帰って、お風呂でゴシゴシと耳の裏を洗った。

(2015.03.13)

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