東京国立近代美術館に収蔵されている作品は、常設展として常に公開されている。
しかし、年に数回の展示入れ替えがあるので、時々訪れてみると面白い。
昨年もこの「MOMATコレクション」には訪れていたので、岸田劉生や藤田嗣二の作品など見覚えのあるものが沢山並んでいた。
「ああ、これは覚えてる」 とつぶやいたり、 「これ・・・見たことあったっけ?」 と立ち止まったりしながら、見て回った。
正直言って、雑な見方だ。殆ど歩を止めないで会場内を見て回った。
しかし、そんな見方でも、「あっこれは何だ」と目にとまるインパクトある作品があったり、なんだっけこれ?と気になる作品がある。 複数回見ている絵だからこその、新しい発見というのがあるんだろう。
それにしても、1900年以降の日本の画家もいいもんだ。 なんか、どうしてもヨーロッパの画家だとか、日本でも江戸時代以前の画家の作品が有名だけど、近代日本の絵というのはものすごくしっくりくる作品が多く、もっともっと評価されてもいい。
もう評価されてるって?いや、だとしたら、なんだろうこの「知る人ぞ知る」的な状態は。近代日本の絵描きさんの名前、街頭インタビューでいくつ出る?多分殆どでないぞ。
(2015.03.26)
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