1970年に開催され、一大ブームとなった大阪万国博覧会。
既にいろいろな形で振り返りが行われてきたが、今回はデザインという観点での展示というのが面白い。
ポスターデザインからはじまって、看板やロゴ、建物、ベンチやポストなどあらゆるところに工夫をこらしつつも統一性をもたせたデザインが採用されており、当時からCI的な発想があったことに感心させられる。
どうしても万博を振り返るとなると、岡本太郎の「太陽の塔」が画像に現れ、BGMは三波春夫の「こんにちは~世界の国から~」という歌声が流れ、会場にどっと詰めかける人たちの映像となるのが定番。
僕は「三丁目の夕日」的な「昔は良かったよね」的な語り口ってのは好きではないので、万博振り返りってのも好きではなかった。
でも、今回の展示はとても面白かった。今見ても相当とんがってる作りだ。
(2015.03.26)
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