1800年代後半の絵画って、一番美しいんじゃないかと思う。
僕の趣味嗜好からいうと、そうだ。 絵画技法としては超絶だとは思うが、ルネッサンス期の宗教画だらけなやつは僕は性にあわない。
なに仏頂面してんだよ、という登場人物達の微妙な目つきとか。
その点、1800年代後半というのは町の風景や労働者、庶民の日常生活が生き生きと描かれ、そして奇をてらったぐちゃぐちゃ感もなく、シンプルに、すっと気持ちよく見ることができる。
今回この展覧会で展示されている絵は、どれもそんな点ですばらしかった。
ただ、悪く言えば「家の壁に飾っておけばいいインテリアになるよね」的な作品が多いのだけど。
そんなわけで、展示を見終わったあとにギャラリーショップで熱心にポストカードを物色してしまった。
(2015.04.11)
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