イタリアのバロック美術の巨匠、「グエルチーノ」の個展。
そういえば、展示作品全部がキリスト教をモチーフにした宗教画だった。
いや、ひょっとすると全部じゃなかったかもしれないが、殆どがそう。 当時はそういう時代だったんだろう。
こういう時代に「庶民を描いた絵」なんて発表したら、なんでそんな美しくないものを描くのか?バカじゃね?と言われたんだと思う。
展示されている絵の大半が、超巨大なもの。なので、展示点数はさほど多くないし、空間を贅沢に使っている。 展示室中央にあるベンチに腰掛け、そこから遠目で作品をじっくり眺めることができてとても良かった。
座ったまま、姿勢をかえれば室内にある作品全部を見ることができる。なにしろ、どの作品も巨大だから、間近に寄らなくても十分迫力が伝わってくるから。
休みの日だったけど、客足は少なかった。そのお陰で、堪能できた。
(2015.04.29)
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