強烈な個性を放つカラスの水墨画を始めとし、独特な個性を発揮した画家、河鍋暁斎の作品を中心とした展覧会。
その作品に惚れ込み、弟子入りした建築家コンドルの作品も展示されているのが面白い。
コンドルといえば、「鹿鳴館」をはじめとし明治時代の近代建築を数多く手がけた「お雇い外国人建築家」として特に名高い。
しかし、河鍋暁斎に師事することで、日本画も描くし、落語もやるしとかなりの趣味人であり器用な人であることに舌を巻く。
建築家の個展を見に行くと、コンペ段階の完成予定図の絵など奇麗に描くものだと驚き呆れるものだが、本気で絵を描かせたら本気でうまいものなのだな。
(2015.07.07)
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